妻の復職時に夫が育休をとることのススメ
随分とお久しぶりです。
4月に復職し、保育園の洗礼からの一家全滅を経て、やっと落ち着いてきました。
いやー大変だった!
もう遙か昔のことのようですが、慣らし保育の話など。
私はこの4月頭に復職し、同時に、娘の慣らし保育を開始しました。
慣らし保育期間は自由に設定できる保育園でしたが、我が家では、4月頭の2週間を慣らし保育期間として、その間夫が育休を取りました。
◇夫に育休をとってもらおうと思った理由
出産後の私のキャリアにとって、最も重要なのは夫の協力体制。
→復職後、夫には、育児家事の当事者として(私の指揮下にある副担当としてではなくて)、指示待ちではなく主体的に行動してほしい。
→主体性を養うには、自分の裁量と責任で行動する経験が必要。
→夫に育休をとってもらい、育休期間中、夫が育児家事をメインで担うことで、夫の主体性を養おう!
ということで、私の中では、妊娠早々、夫に育休を取ってもらうことに決めていました。
◇夫の説得
〜妊娠中〜
私「最近はパパの育休も増えてるよね〜」
夫「うちの会社も育休あるよ!同期も取ってるよー」
(よく聞くと、厳密には育児介護休業法上の育児休暇ではなく、会社の制度上取れる有給で、期間は2週間程度とのこと。まあそれはいいとして。)
私「育休いいね!取ってほしいな。」
夫「そうだね、出産予定日付近2週間育休取ろうかな〜」
私
(うーん、育休取ってくれるのは嬉しいけど、
・産後1週間は入院しているし、その後は里帰り予定なので、夫がいてもそんなにやることない。
・そもそも予定日に生まれるかわからない(結局、娘は予定日より10日以上早く生まれてきました)。
・パパの協力が必要なのって、産後直後よりも、むしろ私の復職時なのでは?)
私「私は4月頭から復職する予定だから、4月頭の2週間育休を取って、慣らし保育を担当して欲しいな。」
夫「年度始めは忙しいから難しいかなぁ。。。2月じゃダメ?」
私「2月は私育休中だし、保育園始まってないよ。3人で家にいてもまぁ楽しいかもしれないけど意味ないよね。」
夫「うん、そうだよね…」
結局、夫は、年明け1月くらいまで、4月育休取得を渋っていました。
おいおいおいおい、私は、妊娠中、切迫早産でいきなり仕事休んだんだぞ。あなたの子どもをお腹で大きくするために、仕事の都合とか全く関係なく突然休んだんだぞ。
繰り返し繰り返し説き伏せ、なだめ、すかし、最終的には夫も4月頭2週間の育休取得を決断しました。
◇夫の育休中の生活
保育園の送り迎えや、毎日の持ち物準備、連絡帳記入等は、ほぼ全て夫に担当してもらいました。
慣らし保育から帰宅後の娘のお世話も、もちろん夫がしました。ただ、やっぱりいきなり娘と二人きりは辛かったようで、1日おきくらいに義母の助けを借りていたようです。
洗濯・掃除・料理等の家事も夫に任せました。といっても、なかなか手が回らなかったようで、夕飯は私がお弁当を買って帰ることが多かったし、掃除も適当でした。それでも、私としては、夫に育児傍らの家事の大変さを理解してもらえれば十分だったので、特に気にしませんでした。
慣らし保育後半は、娘の保育園滞在時間が伸びたので、ジムに行ったり買い物をしたり、少しのんびり過ごしたようです。
◇夫の育休取得の効果
・夫が保育園の送り迎えを1人で担当できるようになった。
直接的な効果はコレ。
送りも迎えも、1人でこなせるようになりました。
・夫が家事育児の大変さを身をもって理解した。
育休中、娘の相手をしながら夕飯を作る大変さがよくわかったのか、「復職後は大人の夜ご飯は作らなくていい。しばらくは宅配弁当でやってみよう。」との提案が夫から出ました!
割り箸すら嫌がるテーネーな暮らし大好き男だったのに、これには本当にびっくり。
洗濯も、娘の洗濯物はすぐに溜まってしまうことを理解したようだし、掃除も、毎日やってもすぐに埃が発生することを実感したようです。
そうだろそうだろ!
やっぱり人間自分で体験すると違いますね。
・夫の当事者意識が高まった。
夫は世間的にはイクメン度の高い方だと思いますが、それでもどこか育児における当事者意識が希薄でした。私(ママ)→主担当、夫(パパ)→副担当、的なね。例えば、娘の離乳食ストックがなくなってきても、「なくなってきたよー」と言うだけで自分では作らなかったし、オムツが少なくなっても自発的に買い足すことはなかった。
でも、自分が娘の世話の主担当者になることで、自分も育児の当事者である自覚が生まれたようです。離乳食作りなどもやってくれるようになりました!
家事についても、ティッシュがなくなりそうになったら、アマゾンで発注してくれたよ!
・夫が娘と過ごす時間を堪能できた。
育休前は、土日くらいしか娘とじっくり向き合う時間がなかった夫ですが、育休中、朝から晩まで娘と過ごすことができました。
仕事をせずに一日中子どもとじっくり向き合えるなんて、一生にそう何度もない、まさに育休の特権!
帰宅すると、娘の日々の小さな成長を嬉しそうに話してくれました(そして、私はそんな夫にちょっとジェラシー)。
これにより、娘のパパ好き度もアップ、夫の育児に対する自信もアップしたように思います。
・私が、気持ちに余裕をもって復職できた。
夫が、慣らし保育、育児、家事を一手に引き受けてくれたことで、私は、気持ちに余裕をもって復職することができました。
まぁ復職後そんなに仕事がなかったのもあるかもしれないけどw
ということで、私としては、いいことづくめの「妻の復職時に夫の育休」スキームでした。